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TAIZO

OPTIMUSのレストア

2022.03.29


親父から送られてきてから長いこと放置していたランタンをレストアしてみようと引っ張り出してきました。


スウェーデンのケロシン(灯油)ランタン「OPTIMUS 1200」。
ブランド自体は1899年に誕生し、スウェーデン軍、数々の登山隊や極地探検隊などが使っていました。
これは真鍮製の1200M。


年代によってディテールに違いがあります。
トップの傘の穴のサイズが小さい、トップのビスが1本。
ということでこれは1980年代のものになります。
これよりも古いものになると、トップのビスが2本だったり、余熱バーナーがレバーになっていたりと色々仕様が違います。
最終型は1994~1997年に販売されていたものが最後だそう。

かなり酸化してて緑青も出てるし、歪んでるし、グローブも無い。
点灯するのかちょっと心配ですが、まずはバラしてみました。


合う工具が無かったり、固着していたりでかなり苦戦。
ここから更に細かな部分をバラして綺麗にしていきます。


真鍮磨きといえばピカール。
こいつを使って磨いていきます。

このデザインも昔から変わらないなと思って調べてみたら、前身の「ピカールネリ」は1930年代に開発、ピカールとしては1949年に発売。
想像以上に昔からあるアイテムでした。


これにどこまで近づけるか。
まだまだ先は長そうですが、磨いて、劣化したパーツを交換して、グローブを探して復活させようと思います。

 

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