9月だというのに例年にない暑さにバテ気味ではありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
こうも暑さが続くと一刻も早く秋の気候になってほしいものです。
さてさて、今回のブログは私のライフスタイルでもあるインテリアのお話を。
食べ物も洋服も大好きですが、この2つに負けず劣らず好きなのがインテリア。
ここ最近も急に部屋のあちらこちらが気になりだしました。
こうなると、常にインテリアのことばかり考えてしまい、いてもたってもいられない。
前回同じようなブログをアップしたのがちょうど3年前。
その更に2年前にも模様替えのブログをアップしていました。
恐らく引っ越しの多かった幼少期の生活スタイルが影響しているようで、数年の周期でこの衝動がやってきます。笑
ということで、今回は一番気になっていた2畳ほどの書斎スペースの模様替えに着手しました。
自宅を建て替えて間もないころの「Beforeその1」です。
小さめのソファの向かいにブックシェルフを置いていました。
ソファがSDの2シーターに変わりましたが、2畳の狭さに対してブックシェルフの圧がありすぎてどうにも落ち着かない。
インテリアの好みもその時代によって変わるのと、最近レコードプレーヤーを手に入れたのもあり、もっとシンプルに音楽と読書を楽しめるスペースにしたいなぁと。
ブックシェルフを無くし、高さを抑えたモジュール家具をベースにシンプルでスッキリとしたインテリアに。
そしてゆっくり過ごすためのラウンジチェア。
全体を背の低い家具で統一するだけで、空間も広くなり雰囲気もぐっと良くなりました。
モジュール家具のオープンシェルフには、特にお気に入りの本とレコードを。
下段の収納には、その他文庫本を含めた本とCDが収まっています。
音楽を聴く手段と言えばサブスクが主流の昨今。
もちろんサブスクは便利だし、通勤時などはとても重宝していて愛用もしているのですが、自宅ではレコードやCDのジャケットを見ながら音楽を選んで楽しみたいなぁと。
本も絶対に紙派なので、アナログでゆっくりとした時間を過ごすのがどうも好きみたいです。
その点、今回の模様替えは空間も広く使えて、まったりとした時間を過ごすのにベスト。
最近では色々便利になり、テーブルランプなんかはポータブルが主流になってきました。
これがとにかくいい!
USB充電なので、充電時以外は棚の上に余計な配線がなく見た目がスッキリします。
コンセントの位置を気にする必要もないので、その時の気分で置く場所も移動出来てとても便利。
明るさもタッチで3段階調整が可能、部屋の雰囲気に合わせられるのもいいんですよね。
昔からデザイナーズ家具が大好きで、ミッドセンチュリーにどっぷり浸かっていた時代もありました。
ここ数年はTRUCK FURNITUREなど流行に左右されないシンプルな家具にも惹かれていましたが、ここにきてまたミッドセンチュリー熱が再燃してきました。
20代で初めて購入したEamesやGeorge Nelsonに始まり、Jean ProuveやArne JacobsenにPierre Jeanneret。
憧れのデザイナーを上げだしたらきりがない。
とはいえ、実際に全てデザイナーズ家具で揃えるというのは無理な話。
今も欲しい家具はいくつもありますがオリジナルなんて到底手が出ない、こればかりはしょうがないですね。
今は昔に比べ安くてお洒落な照明や家具もたくさん出ているので、デザイナーズ家具と組み合わせて上手く取り入れられたらいいかなと思っています。
所有している中でお気に入りなのが、世界的インダストリアルデザイナー柳 宗理 デザインのエレファントスツール。
1956年に日本の家具メーカー であるKotobukiにて製造・販売された名作チェアです。
柳 宗理は剣持勇などと並び、日本のインテリアデザインの草創期を築きあげたパイオニア的存在。
この他にもバタフライスツールやカトラリーなど生活に関わるプロダクトを色々デザインしています。
私が所有しているのは、2001年にイギリスのhabitat(ハビタ)社より復刻されたもので2002年に購入。
実際にスツールとして使ったことはなく、基本オブジェです。笑
当時、照明などで人気のイギリスのデザイナーTom Dixonがデザインディレクターを務めていたhabitat社で「リビングレジェンド・プロジェクト」として復刻されましたが、僅か2年程で販売が終了してしまった希少モデル。
Kotobuki社製のオリジナルと同じFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製で生産数が少なく今となっては入手困難なアイテムです。
現在はVitra社で環境に配慮したポリプロピレン素材で復刻されていますが、やはり独特な艶感のあるFRP製が雰囲気あってかっこいいんです。
若かりし頃、ミッドセンチュリーに興味を抱くきっかけとなったのはやはりEAMESからでした。
こちらのサイドシェルチェアは1998年よりVitra社によって復刻されたポリプロピレン製のもの。
温もりのある脚が特徴のダウェルレッグベースです。
2002年、当時原宿のキャットストリートにあった”hhstyle”でダイニング用に4脚購入しました。
正規ライセンスを保有しているEames Office公認の復刻モデルですが、ポリプロピレン製というのがちょっと残念。
当時兄がオリジナルのEAMESを集めていたのですが、譲ってくれるわけがなく・・・
Vintageのオリジナルは価格高騰で4脚なんて手がない、2000年当時はFRP製の復刻もなかったこともあり、これが当時の私には精一杯でした。笑
購入して20年以上経ちますが、今も自宅のPCデスクやドレッサーで使用しています。
ポリプロピレン製、耐久性は抜群です。
Vitra社によるシェルチェアの製造は2010年で終了、それ以降はHermanMiller社に製造が移っています。
そう考えるとVitra社での製造は12年、意外に短かったんですね。
リプロダクト品が出回りすぎている感じはありますが、やはり名作チェアを代表する一脚ではないかと。
家具と言えば、実はここ数年人気が高まっているVintage IKEA。
Vintage IKEAなるものが存在していること自体驚きでしたが、1960~90年代のデザイナーズコラボの家具は特に人気になっているようです。
私も数年前に知人のお店で1970年代のVintage IKEAを見て一目惚れ、こんなのが欲しいと探していました。
中でもお気に入りが1983年デンマークの工業デザイナー”Niels Gammelgaard”によりデザインされたパーソナルチェア「JÄRPEN(イェルペン)」。です。
探してもオリジナル製品はなかなか出てこないのと、見つけても人気の高い家具はかなり価格が高騰していて手が出ない。
恐るべしVintage人気。
そんな感じで煮詰まっていたところ現在のIKEAで見つけました!!
それが、「Nytillverkad/ニティルヴェルカード コレクション」。
IKEA創業80周年を記念して、過去のアーカイブからアイコン的なデザインを新たな素材やカラーでデザインし直したシリーズ。
私の気になっていた「JÄRPEN」も、「SKÅLBODA(スコールボダ)」という名前で復活していました。
そして、我が家に迎えた「SKÅLBODA(スコールボダ)」。
使っているモジュール家具やエレファントスツールとも相性抜群です。
メタルメッシュ素材の「SKÅLBODA」、見た目はかっこいいのですがこのままでは座り心地がかなり微妙。
見た目的にはこのまま使いところでしたが、座り心地も重要なのでムートンラグを置いて使用しています。
これなら雰囲気を損なうことなく、座り心地も問題なし。
Vintageの匂いをぷんぷんさせながらお値段はリーズナブル。一般市民の強い味方です。笑
今ではインテリアの定番となっているムートンラグですが当時のIKEAカタログにもムートンを使った画像が掲載されていました。
今見ても全く遜色ないこの感じ、1983年にこのインテリアを提案していたIKEAに驚きです。
現在「IKEA Museum」サイトでは、1951-2021年に発行されたIKEAカタログが閲覧できます。
残念ながら今では廃止となってしまったカタログですが、その時代とライフスタイルが反映されており見ているだけでもかなり参考になります。
特に1960年の終わりから1970年代はツボで、カタログを集めたいぐらい。
インテリア好きな方ならかなり面白いと思うので、良かったら是非見てみて下さい!!
最近のものでは、パントンチェアで有名なVerner Pantonがデザインし、1993年にIKEAから発売された「Vilbert 」チェアに28万円の値がつくなど人気は高まる一方。
今の時代に発売されたIKEAの家具が、数十年後にVintageとして価格高騰する日が来るかもしれません。
そう思うとちょっと夢があって面白いですね。笑
今回模様替えの為の断捨離中に、昔取材して頂いた「GO OUT Livin’ 」が出てきました!!
今に比べて植物が少ないからか、幾分すっきりしてるかも。
そしてプロフィールの私が若かった。
10年の歳月って恐ろしい。笑
またきっと3年後ぐらいに模様替えしたくなるんでしょうね。
今の部屋がどう変化していくのか、楽しみ、楽しみ。
そして模様替えと言えば、Standard Californiaのディスプレーも。
毎回シーズンごとにディスプレーをチェンジしていますが、今回はこんな感じになりました!!
今シーズンのテーマは『MAKE SOME NOISE 』。
続々と秋冬物も入荷しているので、皆様是非遊びに来てくださいね~。