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YOSHI

そうだ 京都、行こう。 – 神社仏閣編

2023.01.24

「そうだ 京都、行こう。」

JRのCMばりに急遽思い立ち、3連休を取って遊びに行ってきました。

数年前に日帰りでは遊びに行きましたが、ちゃんとした京都旅行は修学旅行以来。
学生時代とは感じるものが違うはずと、神社仏閣巡りと美味しい京料理を堪能すべくいざ。

初日は世界遺産「古都京都の文化財」の1つ「平等院」からスタート。

「平等院」は1052年 藤原頼通によって創建されました。
極楽浄土を再現したといわれる平等院は色褪せることの無い美しさが魅力。


1053年に建立された阿弥陀如来を安置する鳳凰堂。

十円硬貨に描かれていることで、知らない人はいない人気のスポット。
せっかくだから硬貨と並べてと思ったら、まさかの十円硬貨持っていない件。

やらかした~。
ちゃんと両替しておくんだった、、、

せっかくなので、鳳凰堂の中も拝観してきました。

壁や床も全て1000年前のもので傷みやすいため、コートの裾さえも壁に触れるなと何度も注意を受けてから入るので緊張感が漂います。
物でも落とそうものなら、ピリリとした空気感に包まれるのでご注意を。笑

堂内中央には阿弥陀如来坐像。
平安時代後期の有名な仏師 定朝の作で、確実に現存する定朝 唯一の仏像とのこと。

撮影は禁止だったので、パンフレットをパシャリ。
内壁には運中供養菩薩像52躯が所狭しと。
実物はもっと色鮮やか、1000年前とは思えないほどの美しさで天井近くの壁にはまだうっすらと壁画の色味を確認することも出来ました。

「平等院」には一万円札に描かれている鳳凰像もあります。

鳳凰堂の屋根の上にある鳳凰像がそれ。
但し今はレプリカとのこと。なんかショックですが、本物の鳳凰像は平等院ミュージアム鳳翔館に展示されていました。
こちらのミュージアムには国宝や重要文化財がたくさん納められているので、是非ゆっくり見てほしいと思います。

2日目は、朝一番で人気の「伏見稲荷大社」へ。

お稲荷さんで親しまれる「伏見稲荷大社」は全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。
その歴史は古く、711年の創建とのこと。

人気スポットで以前行ったときは人が凄かったので、今回は朝一番を狙って参拝。
これが大正解、思ったほど人もおらずゆっくり参拝することが出来ました。

「伏見稲荷大社」の桜門と奥には本殿。

桜門の脇には狐が鎮座しています。

朱色の鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」。

映画やCMのロケ地として使われることも多い人気のスポット。
全長約4kmの行程は2時間ほどかかります。
ここ最近のウォーキングで体力的には自信がありましたが、今回は他のスケジュールを優先し途中まで。

そういえば前回は体力的に持たず、途中の休み処でギブアップしたっけ。
今の私なら余裕で行けるはず。笑
いつかは全制覇リベンジしたいと思います。

午後には「平安神宮」へ。

「平安神宮」は、巨大な大鳥居と朱色が色鮮やかな境内が有名な場所。

1895年創建と京都の中では比較的歴史の浅い新しいスポット。
平安神宮の社殿は、平安京が開かれた当時の正庁と朝堂院を約8分の5スケールで再現されています。
平安京朝堂院の應天門をモチーフに造られた応天門は平安神宮創建の際に造営されたもので国の重要文化財です。

大極殿は平安京の大内裏の正庁である朝堂院の正殿。

応天門同様、平安神宮創建の際に造営されたものでこちらも国の重要文化財。

1928年に造営された大鳥居は、高さ24m、幅18mと当時では日本最大の大きさだったそう。

近くで見るとかなりの迫力です。

美術館や動物園などが点在する岡崎エリアならではの光景。

左が「京都京セラ美術館」、右が平安神宮の「大鳥居」。
和と洋の意匠が融合する建築と大鳥居の競演。とはいえ、アンバランスになるわけではなく見事に溶け込んでるのが素晴らしい。

「京セラ美術館」も京都に行ったら、絶対訪れたかった場所。

ということで、こちらのお話はまた今度。

そして素晴らしいと言えば、夜が更けてからの大鳥居がまた格別。

これは見る価値ありですね。
暗闇にそびえたつ大鳥居は圧巻でした!!

最終日はこちら「金閣寺」からスタートです。

通称「金閣寺」として愛されている鹿苑寺(ろくおんじ)。
もとは鎌倉時代の公卿 西園寺公経の別荘を三代将軍の足利義満が譲り受け、1397年に舎利殿を中心とした北山殿を創建しました。

極楽浄土をこの世にあらわしたと言われるのも納得の景観。
この日は天気も良く鏡湖池に写る「逆さ金閣」もとても美しかったです。

2020年には18年ぶりに屋根のふき替え、合わせて鳳凰や金箔の補修工事も行われたので、学生時代に見た金閣寺に比べ眩いほどピカピカ。
こんなにも凄かったのかと圧倒されました。

「金閣寺」の鐘をつくことが出来るというので、もちろんやりました!!笑

自分のついた鐘の音が歴史ある金閣寺に響き渡る。
ちょっとした感動をおぼえます。

これも朝一番に参拝したおかげ。
人もおらず並ぶことなくゆっくりとつくことが出来ました。
因みに、これ参加するとお土産に金閣寺のポストカードももらえます。

皆さまも是非。笑

そして、金閣寺の拝観券はお札なんですね。

味気ない拝観券よりなんだか嬉しいし、良い旅の思い出になります。

そして今回の京都旅の締めくくりは「三十三間堂」。

以前より一度見てみたいと思っていた場所。
更にNAOさんにも絶対行った方がいいよと勧めてもらい、これは間違いないと。

三十三間堂の正式名称は、蓮華王院 本堂。
千手観音を祀るお寺です。
1164年、後白河上皇が発願平清盛が寄進して創建したそう。
当時の建物は火事で焼失、現在の三十三間堂は1266年 鎌倉時代に建築されたものだそうです。
南北に120mと世界最長という規模を誇る木造建築の本堂もなかなかの迫力です。


本堂内はもちろん撮影禁止。
なので、外にあったポスターを撮影してきました。

重要文化財 千体千手観音立像。
中央の千手観音坐象を挟むように、湛慶や運慶、快慶など多くの有名な仏師によって作られた仏像が合計1,000体並んでいます。

一度見たことのある人は分かると思いますが、これが物凄い迫力。
本堂内は何とも言えない厳かな空気が漂い、まさに息をのむ景観が広がっていました。

これだけ多くの千手観音像があるにもかかわらず、同じ顔をしたものは一つもないそう。
会いたい人の顔をした千手観音像がいるとか、いないとか。
自分に似ている観音像がいるとか、いないとか。
これだけたくさんの中からたった1体を見つけるなんてそれこそ運命的な感じがしますが、私はそんな余裕は全くなく、とにかく千手観音像の圧倒的なオーラに魅了され、ただただ静かに眺めるに終わりました。

次回また訪れる機会があったら、自分や家族に似た千手観音像を探してみたいものです。

急遽決めた京都旅。

神社仏閣の魅力は大人になった今だからこそ感じることが出来るんだなとしみじみ。

今回訪れることが出来なかった場所もたくさんあるので、次回はもっと歴史を色々勉強して是非また訪れたいと思いました!!

京都は美味しい食べ物もたくさんあるしね。

という事で、「そうだ 京都、行こう。- グルメ編」はまた後日、、、

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