ファッション史の中で「美しさ」の定義を根底から覆し”革命家” “時代の異端児”として、常に新しいことに挑戦し続けたMartin Margiela。
2008年に自身のブランドを退任して以降は、現代美術家として独自の表現を展開し活躍の場を広げています。
そんな彼の日本初となる大規模個展「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」に行ってきました。
舞台となったのは登録有形文化財の「KUDAN HOUSE(旧山口萬吉邸)」。
九段下の街中に静かに佇む一軒の邸宅。
その1階・2階・地下1階の3フロアにわたって、コラージュや彫刻などアート作品が展示されています。
1927年竣工のスパニッシュ様式の邸宅は、アンティークの家具や照明器具といった調度品の数々が魅力の建物ですが、今回の個展では邸宅内が養生シートに覆われ、ほぼ見えなくなっています。
建築好きにとっては邸宅内を見られる貴重な機会だけに少しばかり残念ではありますが、その独特な雰囲気は元工場を改装した「Maison Margiela Tokyo Ebisu」を彷彿とさせます。
作品に至っては説明不要かと思うので(というか説明できない笑)、ひたすらマルジェラの世界観を堪能してください。
1F Museum shop / Martin Margiela
公式図録にはインスタレーションの風景が収められています。
その他、Tシャツやトートバッグ、ポストカードなど色々ありましたが、初個展の記念にリボンを購入。
ミュージアムショップでは手首に巻き付けたディスプレイがされていましたが、何にどう使うかはゆっくり考えることにします。
私たちの身体や感覚、ものの見え方に問いを投げかけている本展。
邸宅全体に広がる様々な部屋を巡りながら、何を美しいと感じ、何に不気味さを感じるのか。
実にマルジェラらしい想像力をかきたてられる内容でした。
『MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE』
会期: 2026年4月11日(土) – 2026年5月5日(火・祝)
会場: 九段ハウス